心が惹かれている危険な道を選んで!「自分の中に毒を持て」

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人生には選択の連続です。

大きな選択で言えば受験先の選択によって将来就く職業が変わってきたり、
プライベートで世界一周旅行をすると価値観が大きく変わるでしょう。

このような大きな選択でなくても些細な選択だと、
スーパーで肉じゃがの肉を豚にするか牛にするか、今日はどの靴下を履くかなど、
生きているうちにたくさんの選択をしているでしょう。

大きな選択から些細な選択までいろいろあり、その過去の選択の結果が今の自分にな
ります。

今回は、岡本太郎さんの著書「自分の中に毒を持て」を参考に人生を本気で生きる方
法をお伝えしていきます。

岡本太郎さんは、人生の選択には既に見通しのついた安全な道と危険を感じる道の2
つの道に分かれているといいます。

例えば仕事ですと、会社員とか公務員やって安定して生きていく道と
あえてリスクをとって本当にやりたいことに挑戦する道に分かれているといいます。

そして必ずといっていいほど安全な道を選んでしまうでしょう。
いつもと同じ選択をして変化から逃げてみんなと同じように就職します。

無難な道を選び、本当にやりたいことを無視して世間に従い、飢えることもなく親も
安心させることもできますが、
著者は本当に俺は生きたと思いたいのであれば、怖くても心が望む道を歩むことが大
事になるといいます。

危険だと感じる道をあえて行くということです。

そもそも危険なのに惹かれるということは、それほど行きたいと心が望んでいるとい
うことだからです。

この「自分の中に毒を持て」でも、人間にとっての成功とは結局のところ夢に向かっ
て、自分がどれだけ挑んで努力したかだと書かれています。

自分の中に毒を持て

自分自身の生きるスジは、誰にも渡してはならない

日本では何か挑戦したいことがあっても、やる前から諦めてしまう人が多いといいま
す。

昔は農家の子に生まれれば、一生農家であることが決まっていました。
見えないレールに従うことを強要されていて、それを拒むようなら叩かれ、秩序を乱
すものとして排除されてきました。

今は自由に仕事を選べます。
結婚するもしないも自由に選べます。

しかし、いまだに偏差値の高い大学に行くことや、大企業や公務員に就職することが
安定で安心と、
保証された道に進むのが正しいと考えている方もいるはずです。

YouTuberやスポーツ選手などで稼げる人は一握りです。
挑戦した後で悔やむ人もいるでしょう。

しかし、いきいきして生きてきたのであれば、全力であえて危険な道に飛び込むこと
が大切になるといいます。

なぜなら夢が成就しなくても夢に向かって精一杯挑戦できれば人生は爽やかになるか
らです。

やる前から泣いて、自分で自分の可能性を小さく強めてしまうってことか

体当たりする前から、きっとうまくいかないんじゃないかなって自分で決めて諦めて
しまうんだ
やった上でダメだったのだから、次の挑戦に切り替えることができます。
挑戦しないまま逃げてしまった人は、もしあの時やっていたらどうなっていたんだろ
うと
未練を心に抱えたまま生きていくことになるからです。

著者からすると、今この瞬間に自分の夢に向かってどれだけ挑んだか、努力したかが
大事であって、
それ以外の事はどれも取るに足らないことなのでしょう。

己が最大の味方であり、敵である

夢に向かって挑戦しようと転職や自分のやりたいことに一歩踏み出そうとしたとき、
止めにかかってくる強敵がいます。

それは自分自身です。

人は誰でもコンフォートゾーンという自分が安心していられるいつもの場所ややり方
があります。

例えばいつも使っている電車、よく行く店、住み慣れた地域、慣れた職場や時間の使
い方、仕事などがそれに当たります。

このコンフォートゾーンでは予想外のことも起きず、危険もないので居心地はいいで
す。
しかしその分新しいことに挑戦する機会がないため成長もしにくいです。

そして人は、無意識のうちに、このコンフォートゾーンから出ないよう意識していま
す。
ずっと名古屋に住んでいた人が東京に引っ越そうとするとかなり抵抗感があるし、
いきなり転職しようとすると拒否したくなります。

このように、人間には変化を恐れて安定した道を選ぼうとします。

この本には、自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と戦って、運命を切り開いて
いく必要があると書かれています。
変化するときに大事なのはまず、今までの自分を壊すことが大切です。

そもそも危険な道は、自分の行きたい道である

生活するうえで食べていくなら迷う必要もなく
保障された安全な道を選べば良いはずです。

なのに迷うのは、危険だという道は自分の行きたい道だからだといいます。

心が望んでいるけれど、合理的、コスパ、将来などあれこれ考え、
結局安全なつまらない方を選んでしまいます。

結婚して子供を育てようと思えば、正社員や公務員がいいですよね。

人は得することより損することの方を強く感じる傾向にあり、
考えれば、考えるほど安定している方を選んでしまうのです。

あれこれ考えずに、自分の心に従って選択するとどうでしょう。
心が震え、生き生きと生きていけると思いませんか?

幸せではなく、歓喜を求めよ

まず著者は幸せという言葉が大嫌いだといいます。

幸せというのは辛いことや心配なことは何もない、ぬくぬくと安全な状態の
ことです。

歓喜とは、ただ嬉しいと言うものじゃなくて、うぉーっと叫びたくなるような
自分の内面から魂が燃え上がるような瞬間のことを指しています。

受験の合格発表で、自分の番号を見つけたときそうなりますよね。

これは安定した生活では感じられず、あえて危険なこと、
何かに全力でぶつかった瞬間や、恐怖を乗り越えて行動した後にしか
感じられないものです。

幸せや安心安全をあえて捨てて、危険な道を選び歓喜する経験をしてみましょう。

何事も真剣だから面白い

著者はスキーを46歳になってから始めたそうです。
雪山の頂点に立つと、目もくらみそうな急斜面で、こんなところで滑ったら、
勢いよく転んで首の骨を折って死んでしまうと不安になったそうです。。

案の定勢いよく転倒して頭から雪の中に潜ってしまいました。
何も見えないし痛い、だけど嬉しかったといいます。

自分が転んだというより、僕の前で地球がひっくり返ったという感じで、
地球に親しみを覚えたと書かれています。

あえて怖いことに挑戦したことで失敗はしたけれど、達成感があるし、
派手に転んだけどなんだか笑えて楽しかったってことでしょう。
本気でぶつかるとたとえ失敗しても不思議と気持ちが晴れる、
何事も真剣だから面白いというものなのです。

どんなことでもいいから、ちょっとでも情熱を感じることをやってみる

怖いけど、自分の心が望む方に行きなさいと言われても、
そもそも夢がない人や何をしたらいいかわからない人、やりたいことが
特にない人もいると思います。

まずは少しでも情熱を感じられることをやってみましょう。
三日坊主に終わってしまうんじゃないかと余計な事は考えなくて大丈夫です。

もし続かなくてもそれはそれで正解だと思うべきだといいます。

筋トレが3日しか続かなくてもいい、自分には違ったんだな、と思うくらいで
いいのです。

そうやっていろいろ手を出して、どっかで情熱を傾けられるものが見つけられたら
その時にきっと目が輝いてきて生きていてよかったと感じるはずです。

自信がなくても、行動するから、情熱が吹き出してくる

多くの人が勘違いしているのは情熱があるから、行動できると思っていることです。
しかし、本当は何かをやろうと決意するから、意思もエネルギーも
吹き出してくるといいます。

何も行動しないで、やる気が出てくるなんてことはありません。

売れると思った商品が全然売れず、後から振り返ると笑え、飲み会の鉄板話に
なったりします。
情けない自分も笑って受け入れるのが大事です。

まとめ

・人生や本気で生ききる方法
・人は常に2つの道の分岐点に立たされている
・1つ目の道は見通しのついた安全な道
・もう一方の道は不安や危険を感じる道
・著者はあえて危険の道を選んだ方が人生は面白くなると語る
・そもそも危険なのに惹かれるということは、本当は自分が行きたいと
 願っている道であることが多い
・それでもなかなか踏み出せないのは、自分自身が自分を止めているから
・つまり己が最大の味方であり、敵といえる
・だから安定を選ぼうとする自分を叩きつぶす必要がある
・また目指すべきなのは幸せではなくうぉー!と叫びたくなるような歓喜だという
・もしやりたいことがない人は、どんなことでもいいからちょっとでも情熱を
 感じることに手を出してみる
・自信がなくても行動するから情熱が吹き出してくる

今はまだダメだけど、いずれは…なんて言っているといつまでたっても
なにも目指せません。
今この瞬間に情熱を感じたことをやってみることが大事になるでしょう。

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